書籍

 

 

 

1.棒術

 

 

Total Stick Fighting : Shintaido Bojutsu [英文書]

 

 

青木宏之  講談社インターナショナル (2000/03)

 

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

 

新体道棒術の基本的な技が説明されている。日本語版は、無い。

 

棒術では、部数が捌けないせいだろうか。

 

 

 

空手道―専門家に贈る (1970年) [古書]   江上 茂 ()

 

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

 

沖縄から本土に空手を伝えた船越義珍の高弟 江上茂の

 

著。今では、高額な値段の古書。

 

本論50p 実技基礎 32p  空手型 374p  棒術型 67p

 

から成る。本論は、平法としての空手道を説いている。滋味溢れる

 

文で、古書の値段だけの価値はある。

 

棒(棍)の型は、末吉、佐久川、白樽、松風 が詳細に記されている。

 

 

 

琉球棒術の秘技 村上勝美 愛隆堂 (1995/03)

 

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

 

琉球古武道の大家による上級者向けの著作。

 

主宰者は、棒術の稽古を始めた頃 入手したが、その頃は、

まったく歯がたたなかった。今なら技術内容がよく解る。

 

豊富な技術が惜しげもなく説明されている。得る処の多い著作である。

 

 

2.少林寺拳法

 

錫杖伝については、著作物は、なく、講習用資料のみを入手している。

 

少林寺拳法の本は、沢山出版されている。アマゾンで検索すれば、絶版書を含め多数出てくる。門外秘の少林寺拳法教範まで中古本で入手できる。

 

現在 入手可能で、解りやすい著作は、下記。

 

少林寺拳法―愛の価値、力の理想。 [大型本]

 

ベースボール・マガジン社 (2010/10/29)

宗道臣 (), 宗由貴 (監修)

 

錫杖伝は、本書で説明されている素手による法形に準拠して、技の構成・体捌き・運歩を行っている。

3.新体道

 

絶版が多いがアマゾンで 新体道 または 青木宏之 で検索すれば、中古本が入手可能。

 

からだは宇宙のメッセージ 青木宏之 地湧社 (1985/04)

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

青木宏之師が江上茂の教えを受け新体道を創始する経由

フロー状態(ゼロ化)を作り出す稽古の方法の発見が語られる。フローの極致では、立ち合っている相手の心と一体になる。

今でこそフロー状態については、スポーツの訓練にも取り入れられている程だが、この著作は、30年前であり、高度な訓練方法を体系化した先駆者と言えよう。

また、新体道棒術の考え方・稽古方法の記述もある。

 

新体道―智慧をひらく身体技法 青木宏之 春秋社 (1997/06)

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

前著の内容と以降の新体道の動向を記述しながら、新体道の考え方を記述。遠当ての話。実技解説も有り。

4.空手

 

沖縄空手道の歴史 琉球王国時代の武の検証

 

新垣清 原書房  2011/12/15

 

沖縄の空手の歴史を詳細に研究した労作。

棒術にも重要な指摘が述べられている。

 

―動歩行

“近代になって新興した、那覇手は、中国南拳の鶴拳の影響が、あるかもしれないが、首里手に関しては、その影響は、皆無である。琉球王国時代の空手である、首里手の発生と、鶴拳が中国本土で普及した時代が異なっている。鶴拳の影響下にあるとされる那覇手と首里手の心身思想のもとになった日本剣術とは、まるで正反対の身体操作である。鶴拳の特徴は、姑娘歩という歩法だが、これは、重心を自分の両足に置いたまま歩行する、典型的な 静歩行。日本剣術でも首里手でも、基本の歩法は、ナイファンチに代表されるように、両足の外に重心が出る完全な動歩行である。

棒や釵は、完全な動歩行であり、この歩法でなければ、剣や棒などの武器を自分の身体に呼び込むことになり、相手に効率よく使用することが困難になる。“

―槍と棒

沖縄古武道の棒では、木の棒を鋭利な剣や槍に変えても同様に操作できるように棒を操作するときには、槍の切先と石突の部分が概念としてある。大部分の日本の棒・杖術では、棒・杖の操作で槍の切先や石突を意識せず純粋に木の棒として操作する。

 

この事は、沖縄由来の棒術型を錫杖で演武するとはっきり解る。

主要な攻撃は、錫頭で成されるのである。

 

隠されていた空手 全2巻 桧垣源之助 チャンプ (2005/10)

 

型というものに向き合う時、柔軟に考えなくては成らない事

を教示してくれる著作。

この本に出てくる分解は、たしかに参考になるが、個々の技法

よりも、型をヒントとして、実際に使える動きを考えるという

向き合い方が重要。

型の歩法の動線は、直線が多いが、技として使うには、斜めに入身をしなければならない。

 

4.瞑想・フロー状態(ゾーンに入る)

 

運をつかむ瞑想法   青木宏之 青春出版社 (2004/08)

 

(アマゾンのマーケットプレイスで古本が購入可)

 

激しい稽古の中で瞑想状態(ゾーンに入った状態)に入る事を繰り返して来た著者が、単に内面に向き合う静的瞑想法だけでなく、相手に立ち向かっていく動的瞑想法を説明する。

 

ゾーンに入る技術 辻秀一     フォレスト出版 (2011/4/15)

 

スポーツのメンタルトレーナーが考えるゾーンの入る方法。

武道家とは、異なる切り口で、究極の集中状態(ゾーン)

に入る方法を説く。